妊娠中の心配、時期別の流産率のデータが明かすリスク

妊娠してから出産までの約10ヶ月、ココを超えるとひと安心という壁がいくつもあります。
一つ壁を越えてもまた違う壁が出てくる、エンドレスゲームのように感じますね…!

今回は妊娠発覚〜出産までの主な妊娠の壁9つと、流産率をまとめました。

※流産率は先生の考え方によって内容が違うことがあります。
あくまで参考程度にしてもらえると幸いです。

わん

胎嚢確認の壁(妊娠5~6週)

胎嚢とは子宮内に作られる赤ちゃんを包む袋のこと。

胎嚢が確認できると、
全体の1-2%を占めるといわれる子宮外妊娠や、
化学流産(妊娠検査薬では陽性が出ているのに超初期で流産してしまうこと)の可能性がなくなります。

心拍確認の壁(妊娠6~8週)

心拍確認前の流産率は一般的に約15-18%前後(8人に1人程度)、心拍確認後は5%以下に低下するといわれていることから心拍確認できると一安心。

私自身もクリニックで心臓が元気に動いている我が子の姿を見てホッとしたのを覚えています。

産婦人科やクリニックで心拍が確認できると、母子手帳を貰いに行くよう言われます。
不妊治療の場合も心拍確認ができたら不妊治療のクリニックを卒業となるところが多いようですね。

9週の壁(魔の9週)

実に全流産の約7割は、この9週の壁を越える前に起こってしまいます。

前回の検診では心拍確認ができていたのに、心拍が止まってた・成長が止まってたということが起こるのが魔の9週目付近。
ちなみに医学的な用語や概念としては存在しないんです。(医療従事者である家族にこの話をすると、「ナニソレ?」という反応でした)

なお、この辺りで流産につながる原因は半数以上が染色体以上のため、ママ側の生活や行動が原因ではありません。
悲しい結果になっても、「あの時もっと安静にしておけば、、」など必要以上に自分を責めないでください。

12週の壁

流産のうち、妊娠12週までの「早期流産」が8割以上を占めるといわれています。
★医学的に流産は、妊娠12週を境に「早期流産」と「後期流産」に分類されています。

12週までの流産の原因は染色体異常が多いです。

🌱🌱🌱妊娠10週以降だと、NIPT(新型出生前診断)が受けられます。
エコーで見る我が子に障害があったら・・と私がNIPTを受けたのはちょうどこの時期です。
NIPTで何が分かるのか、クリニック選びなど記事にまとめています。気になる方はぜひ🌱🌱🌱
【新型出生前診断】NIPTを受けた体験談・クリニック選び🏥

16週の壁(安定期突入!)

妊娠16週から安定期に入り、流産率もぐっと下がるといわれています。
つわりに悩まされていた方も、このあたりで落ち着くことが多いのでは?

妊娠5ヵ月を迎えた最初の戌の日に安産祈願の戌の日詣りをする風習がありますので、
体調がよければ神社や寺院へ行ってみてはいかがでしょうか。

22週の壁(早産の壁)

妊娠22週を過ぎると、早産になってしまった場合も新生児医療により赤ちゃんが助かる可能性がでてきます。

なお、この妊娠22週までに赤ちゃんが亡くなってしまうと「流産」といい、
妊娠22週からは「死産」と呼ばれるようになります。

ママのお腹の中にいた週数が長くなるほど、赤ちゃんの生存率が高くなります。
とはいえ、赤ちゃんの体重は500gほどで助かっても脳性麻痺や未熟児網膜症になる可能性が高いので、不安なことがあれば病院やお医者さんに相談しましょう。

▼NICUからの生存率

妊娠22~23週:54.9%

妊娠24~25週:82.1%

妊娠26~27週:90.9%

28週の壁

この壁を越えると赤ちゃんの生存率が95%を超えるといわれる、とっても大切な時期です。

さまざまなことが理由になって早産になるママもいます。(早産は妊娠22週〜36週の期間に出産すること)

その「早産になるリスクが高い状態」が切迫早産です。

下記のような症状がみられたら切迫早産の兆候ですので、ためらわずに病院へ連絡しましょう!

・下腹部に1時間に3回以上の痛みをともなった張り

・1時間に3回以上のお腹の張りとともに出血がみられる

・破水

32週の壁

この時点で出産した場合は「早産」になりますが、産まれてきても大丈夫な時期です。

ただ、早産で生まれた赤ちゃんは、成長に時間がかかってしまう傾向にあります。
正期産といわれる37週〜41週6日の期間に生まれた赤ちゃんの発達と比較すると、1歳の時点で同様に成長する確率は
妊娠32週未満の早産では21%、妊娠32~37週未満では69%といわれています。

37週の壁

やっと正産期!!!

ここまでいろいろな壁がありましたが、あとは赤ちゃんが元気に生まれてくるのを待つだけです。
臨月は36週以降のことをいいます。

おなかもかなり大きくなり、ママと赤ちゃんのつながりを感じる幸せな時間ですね。

まとめ

今回は、妊娠発覚〜出産までのたくさんの壁をまとめました。

すべてのママと赤ちゃんが健康で出産を迎えられますように、、★☆彡

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